2026 ELMS R3 4 HOURS OF IMOLA
他車との接触もあり、11位で完走もポイント獲得ならず

7月3日~5日
イモラ・サーキット
イタリア、イモラ
Kessel Racing #57 Ferrari 296 LMGT3 Evo
Takeshi Kimura / Mathys Jaubert / Daniel Serra
Qualifying (IMOLA) – 10th (1:44.343)
Race (IMOLA) – 11th(+ 0 point)
Drivers Championship – 3rd (40 points)
Teams Championship – 3rd (40 points)
2026年ELMS第3戦「4 Hours of Imola」は、イタリア・イモラにあるアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリを舞台に開催された。
Kessel Racingの57号車Ferrari 296 LMGT3 Evoには、木村武史、マティス・ジョベール、ダニエル・セラの3名が乗り込み、レース当日の路面温度は50度を超える灼熱の中、イモラで4時間の決勝レースに挑んだ。その様子をお伝えする。






FREE PRACTICE & BRONZE DRIVER COLLECTIVE TEST
57号車は前戦を優勝、シリーズランキングもトップのため、サクセスバラスト(重量)を加算すると、この週末で最も重いマシンになってしまった。その状況の中でもフリー走行1ではダニエル・セラが1’42.764を記録してクラス3番手、木村は1’45.704を記録した。
続くブロンズテストはブロンズドライバーのみの走行で30分間行われる。ここでは基本的に各チーム翌日の予選シミュレーションを実施していく。木村は2セッションを実施。2セッション目に1’44.524を記録して9番手でブロンズセッションを終えた。トップの33号車コルベットは1’42.984と昨年の予選トップタイムである1’43.799を既に上回るタイムを見せていた。
フリー走行2ではこれまでのデータを基に調整した車両のセッティングの感触を各ドライバーが試していく。木村も走行を実施し、車両フィードバックを他のドライバーと共に実施した。ここではマティス・ジョベールが1’42.743を記録してクラス4番手、木村の記録は1’45.059。いくつかのコーナーでアンダーステア傾向が見られるものの、マシンの感触は良く、好印象のままフリー走行を終え、予選を迎える事になった。



QUALIFYING
ブロンズドライバーのみで行われる15分間の予選セッション。前週にヨーロッパでは熱波の影響もあり40℃を超えていた。熱波の影響は過ぎたものの、気温32.7度、路面温度51.3度の暑さの中で予選がスタートした。チームは1周目でブレーキ温度を上げ、ピットインした後に新品タイヤに交換して後半にベストタイムに持っていく作戦を採用した。木村は1周ごとにペースを上げていき、最終ラップでベストタイム1’44.343を記録。これによりクラス10番手スタートが確定した。



RACE
レース当日は朝から強い日差しが降り注ぎ、気温33.8度、路面温度51.8度からのスタートとなった。スタートドライバーは木村。グリーンフラッグが振られ、10番手からスタートするもスタート時にグリッドボックスの不通過により30秒ペナルティを課されてしまう。その後レース序盤からFCYを含むスロー走行区間が相次ぎ、各チームのピット戦略が大きく分かれる展開となった。57号車も序盤から難しい流れに置かれ、走行中にターン7にて後続の他クラスと接触し、グラベルへ飛び出し、動けない状況になってしまった。これにより2ラップダウンの最後尾まで後退する。今回のレースではここで上位争いの勝負権を失ってしまった。
それでも木村は混乱したレース序盤を粘り強く走行。フルコースイエロー(FCY)やトラフィックの影響を受けながらもマシンを確実に次のドライバーへ繋ぎ、57号車はレース折り返し前にマティス・ジョベールへ交代した。
ジョベールのスティントでは、57号車は1分44秒台を中心に安定したペースを刻む。大きく順位を取り戻すには厳しい状況だったが、レースが荒れる中でも走行を重ね、チームは完走に向けて戦略を組み立て直していった。
終盤はダニエル・セラがステアリングを握った。セラは91周目に57号車のベストラップとなる1分43秒312を記録。上位勢と比較しても遜色ないペースを示し、Ferrari 296 LMGT3 Evoのポテンシャルを最後まで引き出したが、ポイント圏外の11位という結果となってしまった。
これによりシリーズランキングトップから3番手に後退。トップとの差が4ポイントとなる40ポイントで次戦のベルギー戦へと向かう事となった。
次戦は2024年に優勝を経験したスパ・フランコルシャンだけに再びトップに上がってくれる事を期待して注目したい。






























