SUPER耐久シリーズ2017 第3戦 「SUZUKA”S耐”サバイバル」 レース結果

SUPER耐久シリーズ2017 第3戦 「SUZUKA”S耐”サバイバル」が6月10日11日に開催され CARGUY RacingはSUPER 耐久の最高峰クラスST-Xクラスに参戦をしました。

決勝戦の結果は8台中6位となり今回は表彰台へ登る事はできませんでしたが 厳しいハンディやアクシデントを乗り越え大健闘とも言える1戦となりました。

今年のSUPER 耐久でのHuracan GT3へのBoP(性能調整)は50kgのウェイトハンディと38ミリのリストリクター(出力調整機構)の装着が制定されました。

50kgのウェイトは他の車種のBoPと比べて実に2倍以上のウェイト量です。

他の車両とではどれほどのタイム差があるのか気にしていたのですが、、、 予選では『GTR』や『フェラーリ』に木村もプロドライバー横溝直輝でさえも4秒以上引き離される結果となり順位は7位で予選通過ならず 決勝への生き残りをかけた100分間のレース『セカンドチャンス100』に出走することになりST-Xクラス3台中2位をキープして決勝進出となりました。

予選の結果から見て『BOPによるハンディ』の差がありすぎるので決勝戦ではギャンブルとも言えるような勝負に出ました。

セオリーならスタートドライバーはプロドライバーが担当しますが、CARGUY Racingは木村がスタートドライバーを担当しました。

しかも燃料を満タンで!!!

この作戦の狙いは7番スタートなので木村の前を走る6台にあえて食らいついていかず先行してもらい一歩後ろの障害の少なく走りやすいスペースで木村の持ち味でもあるプロドライバーにも負けないほどのドライビングをしやすくする為と 決勝戦の走行台数が50台と多いのでレース序盤にポジション争いにより何らかのトラブルが起きてセーフティーカーが導入されると予想を立て

セーフティーカー先導のスロー走行となりプロドライバーの限りられた運転時間が消費されてしまうのを回避する為

どちらもうまく決まれば後半でCARGUY Racingはプロドライバーなのに対して他のチームはアマチュアドライバーが運転なので勝負をする事ができる。

燃料も満タンでスタートしているのでピットストップも短縮できる。

ギャンブルのようですが今できる1番の勝負方法です。

決勝戦はやはり全チームプロドライバーがスタートドライバーを務める狙い通りの展開になり燃料満タンでスタートした木村は先行していく他のマシンの一歩後方を必死にくらいついていきました。

レースが始まり20分が経過した頃にヘアピンコーナ内で下位クラスのマシンが減速仕切れず真後ろから追突してきてコースの隅まで弾き出されてしまうアクシデントが起きました。

その約5分後には第2コーナー内で先頭車両のスピンに巻き込まれ必死に回避しようとするが回避しきれずリヤタイヤにヒットしてしまう。

なんとかピットまで戻ってきたもののサスペンションアームが折れていて交換作業に20分もの時間がかかってしまいレース開始から48分が経ちコースへ復帰すると同時にセーフティーカーも導入されるがすでに勝負権はなくなっていました。

その後はサスペンション周辺のダメージやアライメントのズレが残ったままでしたがタイムをあまり落とす事なく周回を続けてプロドライバー横溝直輝、アフィックヤジッドへとドライバーを交代して4時間のレースを走りきり8台中6位の健闘を見せてくれました。