SUPER GT ROUND 5 SUZUKA 300KM RACE

SUPER GTデビューイヤーにして初優勝

若手ドライバー2人の強さを見せつける

8月23日・24日
鈴鹿サーキット
CARGUY MKS Racing #7 Ferrari 296 GT3
Zak O’Sullivan / 小林利徠斗
鈴鹿での走行データがないままサクセスウェイト39キロを積んで灼熱の300KMレースに挑む。
公式練習

灼熱の鈴鹿サーキット。比較的風はあるが気温32度、路面温度40度の中、ザック・オサリバンから走行を開始する。ザック・オサリバンはSUPER FORMULAで鈴鹿の走行経験はあるものの、GT3カーでの走行は初めてとなる。まずは感触を掴みながら決勝の300kmというロングレースに備え、予選より決勝を意識したランプランをこなす。

そんな中でもザック・オサリバンは1:59.993を記録。その後小林利徠斗のスティントでもロングランを意識。中古タイヤで1:59.273を記録し、まずまずの手応えだった。

予選

Q1はザック・オサリバンが担当する。

走り出しから好調で、アタックラップ1周目からこの予選のベストタイムとなる1:58.413を叩き出す。その後のラップはこのタイムを超すことはなく、見事予選グループトップでQ2に駒を進める。

Q2を担当した小林利徠斗も走り出しから好調で、ザック・オサリバン同様アタックラップ1周目で1:57.179を記録。練習走行でのベストタイムから2秒近くも速くなった。そしてこのタイムはGT300クラスの2番手タイムとなり、翌日の決勝を今シーズン初めてフロントロウで迎えることとなった。

予選を終えてドライバーは以下のようにコメント。

【ザック・オサリバン】

「公式練習からセットアップを変更し、格段に乗りやすくなりました。そのおかげでQ1のグループAをトップで通過することができ、自分の中でできる最大限のパフォーマンスができたと思います。利徠斗選手もいい仕事をしてくれて、Q2では2番手を獲得できました。

もちろん明日の決勝は長いレースとなり、ロングでのペースが重要になってくるとは思いますが明日の決勝に向けてフルフォーカスしたいと思います。」

【小林利徠斗】

「練習走行からセットを変更してQ2に挑んだところ、車がかなり良くなりました。ザック選手もQ1をグループトップで通過してくれて、僕もQ2でいい順位を狙っていかないといけないという緊張感はありました。その中でポールポジションとはいかなかったですが、車のポテンシャルを最大限に活かすことができてフロントロウを獲得できて良かったです

明日の決勝はまた路面のコンディションが変わるとは思いますが、優勝狙って頑張ります。」

決勝

この日は前日よりも気温が上がり、気温は35度、路面温度は56度にも達す。

スタートはザック・オサリバンが担当した。クリーンスタートでレースは始まり、途中SCが入りつつも順位を落とすことなく2番手をキープしながら走行を続ける。トップを走る65号車とのギャップは大きくないものの、オーバーテイクは困難と判断し18周目にピットイン。小林利徠斗に交代する。

ピットアウト後は17番手でコースに戻る。この時点で無線が繋がらないトラブルが発生。このトラブルはレース終了まで続くことになる。

5号車をオーバーテイクした後、他車も続々とピットイン。全車ピットインした後の実質的な順位は2番手となり、トップを走る60号車を追いかける形となった。長らくバトルは続いたが、32周目にFCYが導入され、34周目のFCY解除直後を狙いオーバーテイク。遂にトップに躍り出た。

その後もペースを落とすことなく走行を続け、タイヤがバーストする車両もある中7号車は無事にチェッカーフラッグを受けた。2番手とは17秒のギャップ差をつけての嬉しい優勝となった。

決勝を終えたドライバーは以下のようにコメントを残す

【ザック・オサリバン】

「スタートを担当しました。なかなか前方を走る車両を抜けず苦労しましたが利徠斗選手が本当にいいレースをしてくれました。チームもこの週末とてもいい仕事をしてくれた結果、優勝を掴むことができて本当に嬉しいです。この結果で次戦の菅生戦ではサクセスウェイトに苦労すると思いますが、変わらず僕たちのベストを尽くしたいです。」

【小林利徠斗】

「予選から好調でしたし、決勝も安定して走り切れました。ですが実は無線が全く通じていなくて、ピットボードで確認できたのは残りの周回数くらいでした。

車に対しての課題はまだまだたくさんあると思いますが、今回は車の特性をなんとか活かして優勝することができてよかったです。次戦に向けて改善するところは改善し、またいい結果が残せるよう頑張ります。応援ありがとうございました。」

2名の若手ドライバーが新規チームにもたらした初優勝。

この先、シリーズチャンピオンを獲得するのは一筋縄ではいくはずはないが、1戦1戦得られるものを全てレースに反映し、次戦以降も着実にポイントが取れるようチーム一丸となって臨む。

今回のポイントを経て7号車 CARGUY MKS RACINGはシリーズチームランキング7位となった。

 

<賞典>

「主催者賞」
「オートバックス賞」
「seven X seven賞」
「ベストパフォーマンス賞」

NEXT RACE

2025 SUPER GT ROUND6 SUGO