2025 ELMS RD.4 Spa Francorchamps

8月20日~24日
スパ・フランコルシャン
ベルギー、スパ
Kessel Racing #57 Ferrari 296 LMGT3
Takeshi Kimura / Ben Tuck / James Calado
FerrariのBOPに苦しむも3位表彰台を獲得
着実にチャンピオンシップポイントを稼ぐ
ELMSシリーズ後半戦がベルギー スパから再開した。長い夏休みを終えチームスタッフもドライバーもリフレッシュした姿を見せる。
TEST DAY
全長7kmにも及ぶこのコースは非常にトリッキーなコースとなっており、特に名物コーナー「オー・ルージュ」では急な上り坂に高速で進入するためドライバーの技術と度胸が試される。
テスト初日、午前中から始まったセッション。まずはシルバードライバーのベン・タックから走行を始める。前戦のイモラでのクラッシュの影響が無いか確かめながら走行し、車両に問題ないことを確認したのち木村へ交代。BOP(バランスオブパフォーマンス)の影響でパワーが弱いと感じたが、それでも木村は中古タイヤで2:21.234のタイムを記録。しかしこのタイムはトラックリミットにより抹消されてしまった。


午後のセッションでは惜しくもトラックリミットによりタイムは抹消されてしまったが、2:20.545のタイムを計測。ベン・タックが記録したベストタイム2:19.043と比較しても木村のタイムはかなり速いことが伺える。
スパ・フランコルシャンはとてもテクニカルなコースであり、このコースでトラックリミットを取られずタイムを計測することは非常に困難である。しかしここスパでタイムを出すにはギリギリを攻めなければタイムは出ないため、どのチームもトラックリミットを取られながら走行を続ける。
57号車KESSEL RACINGはBOPの悩まされるも手ごたえを感じ翌テストに臨む。
PRACTICE / BRONZE TEST
57号車のレギュラードライバーであるダニエル・セラは今回別カテゴリーのレースのため不在。このラウンドでは第2戦 Le Castelletでもダニエル・セラの代役を務めたジェームス・カラドがステアリングを握る。ジェームス・カラドはこのセッションで2:19.396のベストタイムを計測。ベン・タック、木村も様々なランプランをこなしていく。
ブロンズテストで木村はベストタイム2:19.301を記録。このタイムもトラックリミットにより抹消されてしまったが、正式に記録されていればブロンズクラス3番手であった。
木村は毎ラップ、ギリギリを攻める。


フリー走行2ではジェームス・カラドから走行を始める。しかし他クラスの車両に引っかかり思うようにタイムを出すことができなかった。その後走行したベン・タックも同様で、いかにここスパでタイムを出すことが難しいか思い知らされる。
セッション最後にコースインした木村のスティントでは小雨が降り始める。スパらしい天候ではあるが、思ったようなランプランをこなすことができないまま予選を迎える。
QUALIFYING
予選時の天気は雨。気温は11度、路面温度は16度というかなり冷える環境の中開始された。先頭でコースインできたため、トラフィックに引っかかることはなかったがトラックリミットを意識した走行でタイムは思うように伸びず。ベストタイムの2:38.508はクラス全体の7番手(13台中)だった。


RACE
スタートは木村が担当する。クリーンスタートで、木村はポジションを大きく落とすことなく走行を続ける。13周目頃にはペースも上がってくるが、SCが導入されるなどして思うように走行できないままブロンズドライバーの最低走行時間の1時間30分を消化。ジェームス・カラドに交代する。
ジェームス・カラドに交代後は燃費を意識しながらも前方の集団を追う。そんな中でも他車をパスし6番手まで順位を上げる。57号車に限らないが、トラックリミットの警告が出されたため慎重に走行を続ける。
レース残り1時間18分頃にベン・タックへ交代。安定した速さで確実に順位を上げる。前方を走る数台は57号車よりも1回ピットストップの回数が少ないためレース終盤で給油のみのピットストップをすると思われたが、レース残り18分頃にタイミング悪くFCYが導入されてしまう。このFCYが長引くと給油が必要ない車両が出てきてしまうため、チームは固唾を呑みながら見守る。
レース残り14分頃にFCYが解除され、レースがリスタートされる。57号車も必死にプッシュし5番手まで順位を上げた。前方を走っていた50号車と85号車が読み通り給油のためピットイン。3番手でレースを終えた。


次戦は9月10日~14日 イギリスの名門コース シルバーストンでの4時間レースとなる。チャンピオンシップトップとのポイント差はわずか11ポイント。Le Mans参戦権獲得に向け、着実にポイントを獲得しシリーズ優勝を狙う。





















