2019/2020 AsLMS オーストラリア

2020年1月12日

2019/2020 AsLMS オーストラリア・ベンド

 

チャレンジャーとして挑む2019/2020アジアンルマンシリーズ第2戦!

CARGUY Racing Ferrari 488 GT3

木村武史/ケイ・コッツォリーノ/コム・レドガー

リザルト【優勝】

アジアンルマン第2戦オーストラリア・ベンドは、2018年にオープンした新設サーキット。ほとんどのドライバーにとって、初めてのサーキットとなるだけでなく、全長7.7kmという世界でも有数のコースの長さを誇り、ドライバーの腕前が問われるチャレンジングなサーキットである。

CARGUYは前戦から戦術的な面からプラチナドライバーの変更を行い、昨年のルマン24時間を戦った「コム・レドガー」選手が再びチームに加わる事となった。

 

他チームでは27号車HubAutoはブロンズドライバーでオーナーのモーリスチェン選手に代わって、地元オーストラリアでここベンドの優勝ドライバー、リアム・タルボット選手がステアリングを握り、マシンもエボリューションキットを投入して必勝体制を敷いている。

迎えたレースウィーク。

 

限られた時間で行う練習走行は、プラチナ並みの速さとコース適応力のあるケイはコースに慣れるための数周のみの走行にとどめ、セットアップを担当するコムと、木村が習熟に打ち込む。

 

予選はコムが担当。

ニュータイヤ1セットのみでアタック。トップタイムを記録するが、488EvoのHubAutoに最後の最後に逆転され予選2位での通過。

トップの27号車から0.28秒遅れとなった。

 

そして決勝レース。

今回もスタートは木村がステアリングを握る。

 

2番グリッドからフォーメーションラップへ。

シグナルグリーン!混戦の1周目は順位を落とし、4番手でホームストレートへ戻ってくる。

すぐ後ろから77号車D’Station藤井選手が迫り、2周目には前に出られてしまう。しかし、木村は77号車D’Stationの後に張り付き、51号車フェラーリを抜いて再び4番手へ浮上。

 

4周目、CARGUY木村は、77号車より0.3秒速いタイムで差を縮める。

6周目、CARGUY木村が75号車をパスし3番手へ。

10周目、レースアクシデントがあり、CARGUY木村は2番手へ浮上!

このアクシデントでコース上に部品が落下したため、FCY(フルコースイエロー)が表示される。

 

GTクラス上位陣ではトップ27号車と3番手75号車はコースへ残る。CARGUY Racing 488GT3はピットインし、1回目の義務ピットストップを済ませ給油を終える。

この判断がレースの明暗を分けることとなった。

 

その後ジェントルマンドライバーの最低乗車時間を経過したところで、トップ27号車と2番手75号車がピットへ。これで上位陣は1回目の義務ピットを終えた状態となり、FCY中にピットストップを行ったCARGUY Racingはトップへ浮上!

 

ジェントルマンドライバーのスティントは、最低乗車時間の経過と同時にピットイン⇒ドライバー交代が戦法としてはセオリーだが、木村のタイムが良いこともありCARGUY Racingはドライバー交代を遅らせ、他車が続々とピットに入るこの間に差を広げる作戦に打って出る。

 

この作戦も功を奏し、コース上のアクシデントでFCYが表示されたタイミングで、2回目の義務ピットを実施。

ドライバーはケイに交代し、給油とタイヤ交換も行いコースへ戻る。

 

31周目SCが終わり、相変わらずトップを快走している27号車から5.5秒差の2番手に着く。この時点で27号車はピット1回、CARGUY Racingは2回を消化しており、3番手の75号車との差も100秒以上と順調にいけば表彰台は盤石の展開となる。

 

ケイはチームプレイに徹して練習走行を数周のみにとどめて迎えた決勝レースだったが、途中ブレーキングで他車への接触・FCYが掲示される。このタイミングで3回目の義務ピット作業を終えて、ドライバーはコムに交代する。

コースに戻ると先ほどの接触によるドライブスルーペナルティが課されるも、2番手に大幅なリードを築いていたこともあって順位は変わらず。

さらにレース残り16分のところで再びFCYが提示され、ここでスプラッシュ給油を行い、万全を期す。

 

そのまま順調にチェッカーまで走りきり、ついにトップフィニッシュとなった。

開幕の苦しいレースから一転、第2戦オーストラリア・ベンドでは自らの実力を遺憾なく発揮し優勝を果たし、シリーズランキングも首位に浮上したCARGUY Racing。

アジアルマンシリーズは残る2戦。

強力なライバルに打ち勝って再びルマン24時間の舞台で戦うため、チーム一丸となって次戦に向かって準備を進める。