SUPER GT ROUND.6 SUGO GT 300km RACE

初のポールポジション獲得も、サクセスウェイトに苦戦

それでもポイントを獲得しチャンピオンシップ争いに残留

9月20日・21日
スポーツランドSUGO
CARGUY MKS Racing #7 Ferrari 296 GT3
Zak O’Sullivan / 小林利徠斗
前戦優勝の流れをそのままに、Q1グループトップ通過に続きポールポジションを獲得。弱冠20歳の2名のドライバーが速さを見せつける。
公式練習

公式練習はザック・オサリバンから走行を開始するも、セッション前に降った雨が残りトリッキーな路面での走行を強いられる。ザック・オサリバンはウェットでの走行は得意であるものの、ドライになりかけている箇所があることと、予選や決勝の路面は大きく変化する可能性があるため、このセッションでの走行はあまり意味をなさないとチームは判断。小林利徠斗に交代するものの路面の状況はあまり変わらないため、車両の感触をチェックする程度の走行に留まった。

この公式練習ではザック・オサリバンが記録した1:18.940がベストタイムとなり、GT300クラスの中では11番手のタイムとなった。

しかしながら路面の状況が変われば勝負ができると手ごたえを感じ、このセッションを終える。

予選

Q1はザック・オサリバンが担当する。

タイヤのピークを利用するため、セッション開始後少しウェイティングしてから同グループ最後にコースイン。2周かけてタイヤに熱を入れ、アタックに入る。そして計測3周目に1:17.596をマークし、このタイムは同グループトップタイムとなった。

Q2を担当した小林利徠斗は午前中の公式練習でまともに走れていなかったこともあり、若干の不安を感じながらもザック・オサリバンのタイムを見て自信をつける。

Q2もQ1同様にウェイティングをしてからのコースイン。Q2でも計測3周目のアタックラップでしっかりとタイムを刻み、1:16.968を記録。このタイムはQ2トップタイムとなり、小林利徠斗は初のポールポジションをチームにもたらした。

新規チームとして今年から参戦し、前戦の優勝からサクセスウェイトを積んでのポールポジション獲得は誰も予想しておらず、現場に駆け付けた木村武史総監督も驚きを見せた。

以下、予選後のドライバーからのコメント

【ザック・オサリバン】

「まずはグループトップで予選を通過することができて、とても嬉しいです。前戦の優勝に続き、このSUGOというサーキットで改めて僕たちの速さを証明できました。マシンのバランスもとても良いですし、このマシンを造り上げてくれたチームに感謝しています。利徠斗もいつも通りすごく速く、更にポールポジションを獲得してくれたので彼を称えたいですね。」

【小林利徠斗】

「午前の公式練習では路面コンディションの関係であまり走行を行えなかったのですが、アタックラップ1周目でしっかりとまとめられて良かったです。まさかポールポジションを取るとは想像もしていなかったのですが、、本当にチームに恵まれていると思っています。明日の決勝は給油時間も長くなり苦戦を強いられるレースになるとは思いますが、自分のやれることをしっかりおこないたいと思います。」

決勝

この日は秋の訪れを感じさせる気温24度、路面温度32度の中レースがスタートした。

ポールポジションからのスタートを担当するのはザック・オサリバン。レース開始、見事なスタートを切りトップのポジションをキープするも、サクセスウェイトの影響と燃費を考慮した走行により他車からのオーバーテイクを許す形に。厳しい状況の中走行を続け、36周目でピットイン。給油と2輪タイヤのみの交換を行い小林利徠斗に交代した。

ピットアウト後のポジションは暫定14番手(ピットインしていない車両を含む)。ここから追い上げを期待したが、なかなかペースを上げることができず更にFCYや多重クラッシュでの赤旗の影響も受け、順位を上げることは叶わなかった。

最終的に8番手でチェッカーフラッグを受け、チャンピオンシップ争いに向けて貴重なポイントを獲得し今大会を終えた。

サクセスウェイトと給油リストリクターの制限がかなりのハンディキャップとなり、残念ながらポールトゥウィンとはならなかったが初めて経験するハンディキャップは、チームに新たな学びと経験を与えた。

今回のような厳しい状況下でも両名のドライバーはミスをすることなく、着実にポイントを獲得することができたことは大きな収穫と言えるだろう。

Rd.3 セパン戦を欠場したにもかかわらず、今回の獲得ポイントを含めるとシリーズランキング5番手の位置づけに。まだまだシリーズチャンピオンを狙える位置である。

次戦のRd.7 オートポリスでは今回の経験を活かし、更なる高みを目指す。

以下、決勝後のドライバーからのコメント

【ザック・オサリバン】

「いいスタートが切れたのですが、その後マシンのペースが上がらず難しいレースとなりました。こういったトリッキーな状況の中で上位を目指すのは簡単ではないですが、学びはたくさんあったとポジティブに結果を捉えています。残り2戦はウェイトの影響も少なくなるので、ここからが勝負だと思っています。次戦は上位を目指してチームと協力していきたいと思います。」

【小林利徠斗】

「クラッシュなどがあり、なかなか思うようなレースができませんでした。タイヤのマネジメントも難しく、ハンディキャップも大きく響いたレースだったな、と感じます。しかしながら大きなミスもなく、ポイントを獲得できたことはチームにとってもプラスだと思いますので、ウェイトが軽くなる次戦はもっと良い結果で終わりたいと思います。

また、今回は僕の地元東北でのレースということもあり、応援に駆け付けてくださった皆さんには感謝しています。ありがとうございました。」

NEXT RACE

2025 SUPER GT ROUND 7 AUTOPOLIS